昭和22年玉井製炭所としてスタート。平成7年有限会社備長炭研究所を設立。
紀州備長炭窯を3基フル活動しています。
(有)備長炭研究所という名前の由来は紀州備長炭、本酢液の製造方法を生涯研究していこうと考えてつけました。
紀州備長炭、木酢液の普及、品質向上に日夜努力しています。テレビ、ラジオ、新聞、雑誌の取材多数あります。
当社のある場所、日置川は、テニスコートやキャンプ場を整備し、清流日置川には鮎が踊り又、磯釣りの絶好地として、全国の釣り客でにぎわってます。
国道42号線沿いの道の駅、志原海岸(海来館)では、日置川特産品を販売しており、我が社の備長炭、木酢液もとり扱ってます。
JR紀勢本線、紀伊日置駅下車、日置川上流約8km(バス、タクシーご利用できます)。国道42号線日置大橋、信号左折日置川上流約10km安居橋渡る。
近くにお越しの際はお立ち寄り下さい。


備長炭という名前の由来は、江戸時代に紀州田辺藩城下で代々回船問屋を営んでいた備中屋長左衛門が紀州備長炭の白炭を取り扱っていて、その標商を備長炭としていたのがはじまりです。
炭を築いて炭を焼く技術は、6世紀頃、仏教が大陸から伝承された時、中国から伝えられた生活技術の1つの白炭技術とされています。
それをまた和歌山では高野山を中心として、熊野木炭とな改良されて備長炭となったと考えれれてます。
その古来からの伝統技術を継承し後世に残して行くように努力しています。
また、昨今、テレビ、マスコミ等で報道されている里山が荒廃していく問題についても、炭木を切る事によって里山本来の姿に戻っていくのではと言われてます。
さらに、都会から修学旅行生を受け入れ作業の体験をしてもらう事により、仕事のきびしさと紀州備長炭のすばらしさを知ってもらい、それが青少年の健全育成に役立つのではないかと考えています。

火力、持久力、品質に自信があります。
自社の炭焼き窯で製造する、和歌山県無形文化財の「紀州備長炭」ができるまでを、順を追ってご紹介いたします。
また、当社では炭作り体験を行っております。一般のグループ様から、学校での体験学習や修学旅行の学びの場として、ご好評いただいております。伝統の技や空気を間近で感じてみませんか。 炭作り体験ギャラリーはこちらからご覧ください。


    • 山に入り原木を伐採する。
    • 太木は機械で割る。
      曲がった木は、チェーンソーで切り込みを入れ、のばしてまっすぐにする。
    • 窯の中でほぼ垂直にして、窯の口ぎりぎりまで立てて窯の焚き口を残して、レンガでふさぐ。
    • 焚き口より薪を燃やし窯の中の温度を上げる(2~4日)窯の温度が300℃近くになり後ろの煙穴の煙がすっぱいような臭いになった時、窯の焚き口に小さな空気穴を残しレンガで閉じる。
    • 窯の構造及び窯の温度によって炭化していく。
      (4~6日)
    • 後ろの煙穴の煙の臭いがなくなり青白くなったら、窯の焚き口に小さな穴を徐々に時間をかけてあけ空気を入れていく。
    • 窯の焚き口をいっぱいまで大きくした時に中の炭の色がオレンジ色になり窯口から出る炎が青白くなると、いよいよ窯出しです。 練らしに時間をかけて出来上がった分から出して行きます(8~10時間)。出すとすぐに消し粉(素灰)をかけて消します。
    • 1日~2日素灰の中で冷ました後、選別して箱詰めします。